第22回

鎌倉大仏も阿弥陀如来

なるほど! The 鎌倉仏教①

【鎌倉仏教】

  今回は「鎌倉仏教」について①~③に分けて講義していこう!

  鎌倉時代に生まれた新しい仏教の宗派は、「誰にでも手軽にできる!」がコンセプト。
 今の時代にも相通ずる考え方から生まれたものなんだ。

  そのきっかけとなったのが、平安時代末期に大流行した「浄土信仰(浄土教)」の考え方。

  浄土信仰とは、ひたすら阿弥陀如来だけを信じ、阿弥陀如来がいる
 西方浄土(俗にいう極楽浄土)に 生まれ変わらせてもらい、そこで悟
 りを開くことを目指す信仰のことなんだね。阿弥陀如来は、如来にな
 る以前に「もし自分が悟りを開いて如来になれたら、自分を信じてく
 れる人全員を、自分の浄土に生まれ変わらせる!」という約束をした・・
 ・と、お経に書かれているんだ 。この “約束” のことを仏教用語で “本願”
 といい、京都にある『本願寺』はこの言葉がもとになっているんだね。そ
 して、その阿弥陀如来はすでに悟りを開いて如来になっているのだから、
 阿弥陀如来を信じれば、必ず極楽浄土に生まれ変わることができる、
 という理論が成り立つんだね。
  当時の貴族たちは、阿弥陀如来が住んでいるという極楽浄土をこの世に再現しようと、豪華な
 お寺を建立し、その本堂に阿弥陀如来像を安置した。その代表例が藤原頼通の平等院鳳凰堂なん
 だね。
  

 



 

  また、臨終の際には来迎図(阿弥陀如来が菩薩を引き連れて、文字通り「お迎え」に来ている図)
 を枕元に持ってきて来迎図の阿弥陀如来の指から出ている5色の糸を握って「死んだら、しっかり
 極楽浄土まで連れて行ってもらえるように・・・」ということまでやっていたということもわかっ
 ているんだよ。
 
  ちょっと説明が長くなってしまったかな?
  鎌倉仏教は「なるほど~」と思えることがたくさんあるから、また楽しんで読んでください!
  それでは続きは②で!