第14回

水と氷

【水と氷】

  今回は水と氷についての問題から
 
  水の入ったコップに氷を入れると、水面は上がるよね。では、そのコップに浮いている氷が解け
 たら、コップの水面の高さはどうなるかな?
 
    
  



  答えは
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
 「変わらない
  なんだ。

  普通の物質は、気体 → 液体 → 固体 になるにつれて体積が小さくなるよね。でも水の場合
 は、水(液体)から氷(固体)に変わるとき、体積が10%くらい大きくなってしまう。それは水分子
 特有の「水素結合」が関係して いるんだ。

  水の分子(H2O)はO(酸素原子)1つと、H(水素原子)2つからできているね。
  その水分子をつくっているOとHが周りにある他のOやHと互いに引き合っている力が水素結合
 いうものなんだ。

  水分子は液体のときでも1つ1つの分子がバラバラではなく、いくつかずつ水素結合で軽く引き
 合った状態になっているんだね。そして水が氷になるときは、この水素結合で近くにあった分子と
 分子が互いにつながって輪を作り、独特の結晶構造になるんだ。
 そのときに、輪の中に空間ができてしまう分、体積が大きく
 なるんだね。体積が増えても重さは変わらないから、氷の密度は
 水のときよりも小さくなるよね。その密度の差だけ軽くなって氷
 は水面に浮くんだね。そして溶けて水にもどると体積はまた10%
 くらい小さくなり、ちょうど水面に浮かんでいた部分が水にもどっ
 た時には、氷の時に水面に沈んでいた氷の部分の体積内に収まり、
 水面の高さはかわらないというこになるんだね。

宇宙全体から見ても、地球にとって特別な「水」の存在。「水」は本当に神秘的なものだよね。