第19回

○○のカーテン

【カーテンのいろいろ】

  今回は夏に向けて話題の【緑のカーテン】についてのお話をしよう。

  「緑のカーテン」とは、主につる植物(アサガオ・ツタ・キュウリ・ゴーヤなど)を建物の外側に
 窓を覆うようにして生育させたものを言うんだ。夏の暑い時期に太陽の光を遮断し、建物の温度の
 上昇を抑えることで、省エネ・エコにつながるということで、節電対策の1つとして注目されてい
 るんだね。
  日本では昔から、すだれや暖簾などが遮光・目隠しのために用いられてきたけど、緑のカーテ
 ンは「生きた植物を利用することで気化熱による継続的な温度抑制が期待できる」ということで、
 学校などでも用いられているところが多いんだよ。 


   ちなみに、「カーテン」と言えば、他にもいろいろあるのを知っているかな?

  
   まず、1つ目が 

   【鉄のカーテンと竹のカーテン】  

  鉄のカーテンは、米ソの冷戦時代にヨーロッパ東西でその緊張状態をあらわす言葉として用い 
 られたんだ。そして、その言葉をなぞらえて用いられたのが「竹のカーテン」。竹のカーテンは、
 東アジアにおける共産主義陣営と反共産主義陣営との境界線を指すんだ。例えば、中国と台湾、朝
 鮮半島の北緯38度線、そしてベトナムの北緯17度線などを指すんだね。冷戦下、ヨーロッパでは共
 産主義は東、反共産主義は西、と東西に分かれていたんだけど、東アジアでは共産主義が北、反
 共産主義が南、と南北に分かれていたのが特徴なんだ。
 

   そして、2つ目が

   【肉のカーテン】
   
   僕が少年だったころ、大人気だった「キン肉マン」の防御技の1つなんだ。
  顔の前方に両腕で構えることにより、鋼鉄並みの防御力が得られるんだね。
  キン肉マンは
  この体勢で体当たりする「肉のカーテンアタック」を攻撃に使ったこともあるんだよ!
  


 これだけ見ても、カーテンはいろいろな形容詞としてたくさん用いられていることがわかるよね!